らんちゅう(ランチュウ)の頭についての基礎知識
らんちゅう(ランチュウ)は金魚のなかでも「王様」と呼ばれ、多くの愛好家の間で飼育されて居る金魚なんです。
その姿かたちは独特で、らんちゅうの良し悪しは模様よりも形によって決まります。
人各々好みが有りますが、頭から顔の部分ではどのような形があり、どのようなものが良いとされているのでしょう。
らんちゅう(ランチュウ)の特徴で有る頭の部分は「かしら」(頭)と呼ばれています。
頭にはコブ(肉塊)がついていて、形によって呼び名が決まっています。
人気が有るのは「竜頭(たつがしら)」で、上から見ると目から先が長く角ばっていて、前に突き出して居る形なんです。目の下のエラブタと呼ばれるほほの部分に肉がついてしまうと、やぼったい顔つきに見えてしまいます。
「兎金頭(ときんがしら)」と呼ばれるものは、頭の上のコブが大きくなっていて、丸いアンパンを乗せたような形になって居るものなんです。産まれてから1、2年たった「二歳魚」になら無いと十分に大きく成りません。
最近では数少無いものになって居る「ビン張頭(びんばりがしら)」は、芸者さんの頭に似て居るので、そのように呼び名が付いたようなんです。
鼻の部分のコブは「フンタン」と呼ばれていますが、このフンタンは下から盛り上がるように付いていて、前だけではなく横にも張り出して居るものが良いとされています。
お顔はあまり重視されませんが、愛くるしい目をしていて、エラや目の周りにコブがなく、エラが深いものが良いとされています。
頭部分の形は、オスの親魚の遺伝によるものが大きいとされています。
親魚を選ぶ時のポイント(要点)にしてみて下さい。